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第68回 パソコン・コンピューターに苦手感のあるかたに

パソコンの調子が悪くなると、ただただおろおろとしてしまうわたしですので、コンピューターのこと、と言われると難しそうで抵抗があります(個人的感想です)。 炊飯器、冷蔵庫、エアコン、電子レンジなど身の回りの様々な機械にコンピューターは内蔵されていて、大変身近な存在なはずなのです。パソコンの基本も理解せずに使う毎日、いいのかそれで!?・・と妙に危機感が募り手に取ってみましたが、これが面白い!のでご紹介させていただきました。

「コンピューターってどんなしくみ? 子供の科学★ミライサイエンス」 誠文堂新光社 2018年4月発行 155ページ
村井純、佐藤雅明/監修

子供の科学★ミライサイエンスシリーズは、「科学のお話を紹介していくシリーズ」です。
この巻では、コンピューターについて。
炊飯器でおいしくごはんを炊けるように制御したり、インターネット(情報)にアクセスできたり、などなどコンピューター:パソコンってそもそもなんなのか、イラスト多数で、順序立てて、平易な文章で、わかりやすく説明してくれています。
パソコンの中身やそれらの働きはどういうものか。CPU(コンピューターの頭脳)、メモリ(勉強机のような場所:電源を切ると記録はされない)、ハードディスク(記憶装置/電源切ってもデータは消えない) というような基礎から教えてくれます。
子供たちの未来へ向けての書籍、ではありますが、大人(のパソ初心者)にもあなどれぬ情報まんさい。「もっと知りたい」の読物コーナーでは、なかなか難しいこともとりあげます。例えば、クロック周波数について。CPUの性能、つまり命令を処理するスピードはHz(ヘルツ)という単位であらわされます。処理スピードが早ければ早いほど(Hzが大きいほど)賢いパソコンなのだそうです。知ってました?わたし知りませんでした。パソコンを買うときに、役立ちそうな情報です。  このような基本のキがかかれていますので、パソコン初心者は、ははあん・なるほどな・・ってきっとなりますから、どうぞ手にとってみてくださいね。
ほかにも、パソコンの歴史・アプリ・ブラウザー・OSのこと・インターネットがつながる仕組み、ネットを使う際の危険など、いろいろ解説してくれます。忘れっぽいわたしですので半年に一度くらい読んで勉強しなおしたい、そんな書籍でした。

ちょっと賢くなったような気になれるいやいや賢くなれる、このシリーズ。ほかにも、
「プログラミングでなにができる?ゲーム・ロボット・AR・アプリ・Webサイト……新時代のモノづくりを体験」
「統計ってなんの役に立つの?数・表・グラフを自在に使ってビッグデータ時代を生き抜く」
「人工知能と友だちになれる?もし、隣の席の子がロボットだったら…マンガでわかるAIと生きる未来」
「宇宙探査ってどこまで進んでいる?新型ロケット、月面基地建設、火星移住計画まで」
「タイムマシンって実現できる?理系脳をきたえる! はじめての相対性理論と量子論」
「宇宙の終わりってどうなるの?超図解! 宇宙のしくみと最新宇宙論がよくわかる」
が発行されております。(2019年12月)