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第23回 どこいったん 関西弁絵本

「どこいったん」 クレヨンハウス 2011年発行
ジョン・クラッセン/作 長谷川 義史/訳

大阪生まれの長谷川義史さんが関西弁で訳した絵本です。
くまさんが大事にしていた赤い帽子がどこかへいってしまいました。ぼうし、どこいったん?といろんな動物たちにたずねてさがしまわります。
むだにぺらぺらしゃべる挙動不審のあやしい動物が一匹。ぼうしを取り戻したくまさん、そしてそのあやしい動物はいなくなりました、とさ。
読み終わった後、ちょっと意味がわからなくて、3度続けて読み返しました。わかった時、絶句しました。ブ、ブラック!
くまさんの無表情な目つきからしてちょっとこわいんですが、おとぼけな調子で話がすすみ、関西弁のおかげでブラックな笑いがかなり和らいでいるように感じます。
大人としては、ご紹介にちょっと抵抗がある・・のですが、こういうのを笑える心の余裕を持ちたいという思いにより、この投稿をアップしてみました。おーげさですが。
「どこいったん」「ちがうねん」「みつけてん」と、ぼうしシリーズは3冊でています。3冊すべて読んで、なるほどな・・という絵本。
この黒さ、よろしければどうぞお試しください。