「わたしはみんなのおばあちゃん はじめての進化のはなし」 岩波書店 2019年7月発行 30ページ ジョナサン・トゥイート/文 カレン・ルイス/絵 真鍋真/訳 リンク 今回は、かがく絵本のご紹介です。進化について、たいへんわかりやすくかかれ […]
第72回 ねむれない という恐怖
「ねむれないふくろう オルガ」 偕成社 2011年2月発行 32ページ ルイス・スロボドキン/作 三原泉/訳 リンク 眠れなくて困っているふくろうのオルガのおはなしです。明日は早起きしなくちゃいけない・・というときほど眠れなくなることのある […]
第71回 マッチ箱でひいじいちゃんと孫の交流
ポール・フライシュマンは、「ウエズレーの国」で以前、取り上げましたが、こちらも良作です。 じいちゃんがイタリアからアメリカへの移住の思い出を語ります。1910年代頃のお話です。金の採掘の話や蒸気船の挿し絵があります。 挿し絵がとても美しい。 […]
第69回 強すぎる王女
「はるかなアジアの高原」が舞台です。王が娘の婿を探しています。 王女あるいはおむこさん候補が知恵をしぼってうんぬん・・というよくあるとおりに話がすすまない、ちょっと変化球なお話なんです。 このお話の原著は1976年。40年以上も前のお話なの […]
第67回 テーマパーク!温泉
「あいうえおんせん」 くもん出版 2013年11月発行 32ページ 林木林/作 高畠那生/絵 リンク 詩人の林木林さんの言葉遊び絵本。温泉をあ行〜わ行、そして濁音のがざだば行と半濁音のぱ行で始まることばの温泉がたくさん。深海から宇宙まで、あ […]
第65回 ちっちゃなゾウとちっちゃなネズミがおおきなまちで
「ちいさなエリオット おおきなまちで」 マイクロマガジン社 2018年7月発行 32ページ マイク・クラトウ/作 福本友美子/訳 リンク エリオットは、ちいさなぞうです。 象といえば大きいもの、というイメージですが、こんなことばで始まると引 […]
第64回 路地裏の一本道で出会う怪異
以前もご紹介した「古典と新作 らくご絵本」シリーズです。噺家の柳家喬太郎さんの新作落語が絵本になっています。都市伝説をネタにした落語です。昔流行った都市伝説なので、小さな人にはちょっとわかりづらいかもしれませんが、落ちでホロリとくる良作。落 […]
第62回 八方にらむ迫力ある猫
今日は、猫絵本をご紹介。 カイコガという虫は、幼虫から成虫になるため、サナギになりますが、その時、マユ玉を作ります。細い糸を口から吐き出し、丸長のかたちのマユを作りますが、これが美しい絹の生地のもとなのです。おかいこさまとよばれ、昔から大事 […]
第61回 夜にみまわるこびと
「みまわりこびと」 講談社 2014年10月27発行(原著は1960年) 25ページ アストリッド・リンドグレーン/文 キティ・クローザー/絵 ふしみみさを/訳 リンク 大事にすると、農場をまもってくれる小人のおはなしです。スウェーデンでは […]
第59回 夜のあいだに
ターコイズブルーの闇夜に輝く月、そしてちょっとブキミなフクロウの表紙に惹かれ、手に取りました。夜のあいだに、いったい何が起きるのでしょうか。 「夜のあいだに」 ゴブリン書房 2019年6月発行 42ページ テリー・ファン/作 エリック・ファ […]
