以前もご紹介した「古典と新作 らくご絵本」シリーズです。噺家の柳家喬太郎さんの新作落語が絵本になっています。都市伝説をネタにした落語です。昔流行った都市伝説なので、小さな人にはちょっとわかりづらいかもしれませんが、落ちで […]
投稿者: nachigurodo
第63回 どろぼうのどろぼん
「どろぼうのどろぼん」 福音館書店 2014年9月発行 280ページ 斉藤倫/作 牡丹靖佳/絵 リンク 警察の取り調べ室から話がはじまる児童文学は、あんまりみたことないようにおもいますね。そこからすでに引き込まれてしまい […]
第62回 八方にらむ迫力ある猫
今日は、猫絵本をご紹介。 カイコガという虫は、幼虫から成虫になるため、サナギになりますが、その時、マユ玉を作ります。細い糸を口から吐き出し、丸長のかたちのマユを作りますが、これが美しい絹の生地のもとなのです。おかいこさま […]
第61回 夜にみまわるこびと
「みまわりこびと」 講談社 2014年10月27発行(原著は1960年) 25ページ アストリッド・リンドグレーン/文 キティ・クローザー/絵 ふしみみさを/訳 リンク 大事にすると、農場をまもってくれる小人のおはなしで […]
第60回 白い狐の歴史ファンタジー
「白狐魔記1 源平の風」 偕成社 1996年2月発行 221ページ 斉藤洋/作 高畠純/挿絵 リンク 今回は、歴史ファンタジーをご紹介いたします。 野生の生物たちが、生きていくうえで一番警戒すべき生物「人間」。人間の矛 […]
第59回 夜のあいだに
ターコイズブルーの闇夜に輝く月、そしてちょっとブキミなフクロウの表紙に惹かれ、手に取りました。夜のあいだに、いったい何が起きるのでしょうか。 「夜のあいだに」 ゴブリン書房 2019年6月発行 42ページ テリー・ファン […]
第58回 釣れすぎて、自分で釣ってる気がしない釣り竿
『とのさまと海 〜新作落語「殿様と海」より(古典と新作らくご絵本)』 あかね書房 2016年9月発行 32ページ 三遊亭白鳥/作 小原秀一/絵 ばばけんいち/編 リンク 「古典と新作らくご絵本」のシリーズは思い切ったイラ […]
第57回 カッパと対決
九州・鹿児島県の種子島の「宝満の池」が舞台のお話です。 河童は、川を主な棲家にしているようですので、淡水魚なのだと思っていたのですが、島にもいるということは、海水も平気なのでしょうか。塩気はカッパには悪そうなイメージなの […]
第56回 夜のガーゴイルたちは・・
「ガーゴイル」が主人公です。ガーゴイルとは、『建物の屋根やひさしからつきだした、奇怪な人間や動物のかたちをした雨どい』。 昼のあいだ動けず、ずっと屋根の上でいるように作られた彼らには、いろいろ不満があるようです。 「夜が […]
第55回 きつねの怪しくも美しい行列に魅せられます
「きつね、きつね、きつねがとおる(ポプラ社の絵本2)」 ポプラ社 2011年4月発行 32ページ 伊藤遊/作 岡本順/絵 リンク 大人は見ることができるのに、小さな子どもには見えないものがある。 例えば、たくさんの人がい […]