映画「最強のふたり」
監督・脚本/エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ
2011年 上映時間112分
キャスト/フィリップ:フランソワ・クリュゼ ドリス:オマール・シー
アンヌ・ル・ニ オドレイ・フルーロ ジョゼフィーヌ・ドゥ・モー クロティルド・モレ アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ
今回のブログでは、本ではなく映画をご紹介いたします。心震える素敵な映画でした。
パラグライダー滑空中の事故のため、頸髄損傷して首から下に麻痺のある大富豪の男性のフィリップ。アフリカ系の貧しいスラムで暮らす青年ドリス。ふたりの友情物語。
フィリップはとても気難しくて、奥様は流産のため亡くなっていて寂しい身の上です。
麻痺のあるフィリップは介護人を募集します。たくさんの人々が面接を受けにやってきます。ドリスもそのひとり。実はドリスは失業保険をもらうため、フィリップの介護人の面接を受けにきたのです。ちと後ろぐらい理由があったんですね。
ドリスがフィリップの文通のきらきらしい文章に物言いをつけるのが、面白いんですよ~。フィリップは、ドリスの計らいで文通している女性と空港で会う約束をしますが、文通相手とほんの少しの差ですれ違ってしまい会えないのが、切ない。さ~あ、どうなる、どうなる!
言ってしまうと、ドリスが手助けして引きあわせてくれるんです。ああ~良かった、良かった(泣)。。。。秘書、助手、介護士の方々が、だんだんドリスになじんでいくのも、見ものです。
フィリップとドリスは、パラグライダーに乗って空を滑空します。私、高いところがすごく苦手なのですが、ふたりを見ているとパラグライダーに乗りたくなります。本当に楽しそうなんです。
ドリスがフィリップに息抜きに、といけない葉っぱのタバコを吸わせるのには、笑ってしまいました。立場の違う二人に友情が育っていくところに見ごたえあり!
出演者の方々に、映画監督の経験があるらしいのが、すごいですねぇ~。フランスは、映画が盛んなのでしょうね。実話をもとにしたお話だそうです。音楽も、良いんです!アース・ウィンド&ファイアー『Boogie Wonderland』、テリー・キャリアー『You Goin’ Miss Your Candyman』、ニーナ・シモン『Feeling Good』など・・・。ああ~、良い映画でした!