今回は、児童文学をピックアップしてみました。 ホームズよりルパンが好きなのは、子供の頃の愛読書がコレだったからとおもいます。 「大どろぼう ホッツェンプロッツ」 1966年 「大どろぼう ホッツェンプロッツ ふたたびあ […]
カテゴリー: 児童文学
第10回 頭のうちどころが悪かった熊の話
「頭のうちどころが悪かった熊の話」 理論社 134ページ 2007年4月発行 安東みきえ/作 下和田サチヨ/装画・挿画 リンク なんともすごいタイトルです。ぶっ飛んだ目つきをした熊の表紙絵と相まって手に取らずにはいられ […]
第12回 だめな自分という絶望
「となりの火星人」 講談社 222ページ 2018年2月発行 工藤純子/著 ヒロミチイト/装画・挿絵 リンク おのおの悩みを抱える4人の子供たち。 相手の気持ちを慮ることに疎い、かえで 怒りに支配されてしまうことに怯えて […]
第13回 猫の雨の日は23時間の睡眠をとる権利
「まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん」 小学館 32ページ 2016年発行 朽木祥/作 片岡まみこ/挿絵 リンク 猫はねこでも、山で暮らすノネコが主人公です。 ノネコは訪ねてくれる人がいなくて寂しくてたまらない。と […]
第15回 アメリカ、ゴールドラッシュの少女
「金鉱町のルーシー」 あすなろ書房 254ページ 200年6月発行 カレン・クシュマン/著 柳井 薫/訳 リンク 1949年、アメリカ東部から、ゴールドラッシュにわく西部カリフォルニアに、母と4人の子どもたちで移住したウ […]
第20回 どどいつの 七五調の ノリのよさ
「ねこのどどいつあいうえお」 のら書店 2005年発行 94ページ 織田道代/作 スズキコージ/絵 リンク 「どどいつ」は七・七・七・五のリズムで作られた歌です。 楽しい言葉遊びの絵本をかいておられる詩人の織田道代さんが […]
第21回 明日のまほうつかい
「明日のまほうつかい」 福武書店 1989年11月発行 132ページ パトリシア・マクラクラン/作 金原瑞人/訳 リンク 気難しい明日(あした)のまほうつかいと、陽気なまほうつかい見習いの小さいマードック、そしてしゃべる […]
第27回 親子の会話フランス版
「年をとったワニの話 (ショヴォー氏とルノー君のお話集1)」 福音館書店 1986年発行(2002年に再刊発行) レオポルド・ショヴォー/文と絵 出口 裕弘/訳 リンク 今日は、ちょいとダークな児童文学をご紹介。 お父さ […]
第31回 モノノケ+猫+小学生 ×落語!
「化け猫 落語 〜おかしな寄席においでませ!(青い鳥文庫)」 講談社 2017年8月発行 222ページ みうらかれん/作 中村ひなた/イラスト リンク 今回は、モノノケ、猫、小学生に落語をぶっこむ、という意外な組み合わせ […]
第34回 落語する楽しさ。
「落語少年サダキチ (いち)」 福音館書店 2016年9月発行 221ページ 田中啓文/著 朝倉世界一/イラスト 桂九雀/解説 リンク 以前、落語が題材の「化け猫落語/三浦かれん」を取り上げましたが、今回も落語がテーマ。 […]